僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

「禅語」で整える。

会社員を辞める前の程なくの間、管理職ならではの様々な仕事上の人間関係のストレスにも悩んでいたこともあり、以前から簡素な禅的な思想には興味があったので「禅語」を読んで見る様になりました。

その頃の僕は、とても仏の様な心には到底なれませんでしたが、周囲に対して多少は大人な対応ができる様に、自分への戒めとして有難い言葉をたくさん知ることができました。

結局、僕の場合は環境を変えない限りは、毎日の苦しさをなかなか柔やげる事が難しく、自身の中でのタイミングも迎えた事から、会社員を辞める選択をしましたが、それまでの3年程をなんとか乗り切れたのは、禅語のお陰であったところもあります。

世の贅沢と言われる事もそれなりに嗜んで、分かった様な気にもなりつつ、自身にはそれほど必要ないことが分かってしまうと、シンプルに暮らす事を望み始めました。

それからというもの、限りない利益を生むために複雑怪奇極まりない会社の構造の中で、社内での仕事を生むための仕事など、もはや誰の役に立っているのかも見えないにも関わらず、様々に保身や執着する人々などを目にしながら、この様に仕事を続ける事も、自身には必要ないと感じていた様に思います。

禅語の言葉は「日々の生」が中心なので、本来の自身の人生を見つめるきっかけとしては、とても良かった様に思います。そして、全然、毎日に感謝出来ない自身の在り方についても、考えが広がった様に思います。

まだ、前を向けるなら、とても気持ちを前に向けてくれる言葉たちです。既に、前を向けなくなっているなら、次のステップへ向けて背中を押してくれる言葉たちです。