僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

あり余る時間の中で読書にふける幸せ。

元々は定期的に本が読みたくなる衝動に駆られ、本好きの友人からの情報も参考に、物語の世界に没頭する時間を楽しんでいました。

会社員を辞める前10年間程、特に管理職になった頃から「本を読む」と言えば、リーダーシップ系の自己啓発かビジネス書のみ・・・でした。

生活における仕事の分量が増す毎に、段々と自分らしさを保つ時間も無くなり、四六時中、仕事のあれこれを考える時間に囚われてしまって、自分らしさも失っていきました。なんでしょう。。。年収は人生最高額でしたし、この給料が将来の自分を生かして行く礎にはなる事は分かっていたものの、幸せを感じる事は、極稀だった様に思います。

会社員を辞めると決めた時、一番にやりたかった事が、思う存分の読書でした。ノンフィクションは完全排除して、現実逃避の様に物語の世界にのみ身を置く様に、来る日も来る日も没頭しました。幸せ。

10年程読めていなかった芥川賞作品からはじめ、古本屋さんでは純文学の文庫を探し、心の有り様の様々を堪能し、少々、自分のこれまでの生活を振り返ったりして、50歳を目前に、自分の今までの人生の棚卸しが出来ました。

これからの新しい暮らしに向けた区切りの時間を、これらの本と共に送れるのは、貴重な時間です。自由な時間も確保出来たので、ゆっくりお茶をして、じっくり本を読み込む時間と生きていきたいと切望する昨今です。