僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

「投資」は余ったお金で。

2024年からのNISAでの非課税枠拡大に伴って、巷ではこれらに関する多くの投資の情報が出ていますが、投資は

「この先当分の間、使う予定の無い余りのお金」

でやるものです、が実感です。

  • 貯金ゼロでも50代、60代から資産形成
  • 5年でNISA枠を埋める投資、などなどなど・・・

「そんな訳ないですから」甘い言葉に誘われて資産を減らしてしまわない様に、お気をつけ下さい。貯金がないなら、投資の前に「貯金」です。それに必要なのは「投資」ではなく「節約」です。

短期、中期で使い道が使っているお金を投資するのは辞めましょう。必要な時に柔軟に取り崩しが出来ないリスクを抱えているのが投資です。金融市場は、いつ暴落するか誰にも予想が出来ません。市場が荒れている時に、これら投資した金融資産をどうしても取り崩さなければならないのなら、元本割れ = 損した状態で、売らざるを得なくなります。

市場が好調な時に、利益確定しておくとか、市場の状況に応じて、定期的にポートフォリオを入れ替えるなどのメンテナンスをご自身でされるのであれば、目先のお金を投入して「積極的に増やす」事を目標にされても良いかと思いますが、プロには勝てません。

また「投資をすれば増える」とのイメージが先行しますが、長期投資の平均の年利回りは、3~4%程度と言われています。つまり、100万円を1年間預けて3万円のリターンです。これを積立で行うのであれば、より利幅は小さくなります。

一昔前の預金金利と同程度の金額を、元本割れのリスクを抱えながら、期待するのが今の投資環境です。当面、使う宛の無いお金を「貯金」で寝かして置くよりは「長期で積立投資して利益を得る方が良いかな」くらいにしかなりません。

「投資」というのは母数が大きければ大きいほどそのリターンの効果も絶大になるものの、そもそも大きな元手を持ち合わせていない限り、その母数を長い期間かけて一定の規模までに蓄えない限り、その効果は限定的だと考えた方が良いと、個人的には思います。