僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

過度な消費を手放す。

経済活動の基本中の基本は、消費です。GDPの大きな要素も個人消費です。しかし、

「過度な消費を手放す」

が出来ないと、FIRE生活は難しいと思います。何が「過度」かは人それぞれですが、実際にFIREしてみて感じるのは、FIREへ踏み切る決め手は、

「資産の大きさより、消費の少なさ」

です。

FIREは、資産運用によって経済的自立をするのですが、資産運用にはリスクが伴います。今の資産で得られている収益は様々な外的要因によって変動します。

例えばリーマンショックの様に世界経済が混乱し、金融資産の時価が暴落したりすると、現在と同等の収益が得られない可能性があります。その時に資産所得が生活費を下回ると、資産の取り崩しが発生し縮小していきます。

人は万が一を考えてしまいがちですが、そうするといくら資産があっても足りませんし、そのような価値観でFIREしてしまうと、常に資産運用のリスクに怯える事になります。

「自分が幸せに暮らすためのお金」が少なければ少ない程、資産価値の変動を心配する必要がなくなります。「これだけあれば自分は幸せ」が確立できると、心配なくFIREできます。

逆に言うと「消費に依存した幸せを謳歌している間は、FIREは難しいのかな」と言うのが個人的な感想です。所謂、地位財を求めたい人は、FIREとか目指す必要なしです。

僕は、それほど物欲が強い方では無いけれど、それでも服装や容姿を整えたり、交際費だったり、浪費も豊かさの一部だ、とか・・・消費を満喫して来たけれど、年齢を追う毎に少しずつお腹いっぱいに満足してきた様に思います。

非地位財を大切に「自由な時間と少ない消費で暮らしたい人」には、めちゃめちゃオススメ!です。もう、日々の質素な暮らし以外には、そんなに消費しなくても、毎日が幸せです。