僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

これでいい。これがいい。

20代、30代は「あれもいい」「これもいい」と気になる良いもの全てを手に入れたくて、限りなく手に入れる事が豊かだし、そのために頑張って稼ぐ事を目標にしていました。

ただ、年齢や時代と共に「良いと思うモノ」は変わるんですよね。趣味が変わる度に買い替えて「その時の自分が良い」と思うモノたちを買い揃えていくを繰り返し、都度お金も掛かかりますが、それも「豊かさ」と思っていました。

35歳を過ぎた頃からでしょうか。「もう自分のために、欲しいものなどない。」と気づきます。

それからは、友人・知人のお祝いや、パートナーやワンちゃんたちが幸せに暮らせるように、少しでも恵まれない人の助けになれば、地元のお店を応援しよう、国内の生産者さんを応援しよう、と、どちらかというと、自分以外の誰かのに、お金は使う様になっていったと思います。

それも45歳を過ぎた頃には、疲れてしまった様に感じてきたのを覚えています。それからは、あまり良くない状況に至るのですが

「さして欲しいモノもないのだけれど、自分を鼓舞して会社員を続けるための消費」

が増えていきました。建設的な意味も無い、完全な「浪費」です。しかし

「まだ、会社員は辞められない」「まだ、やり切っていない」

と決心が出来なかった間は、いくら贅沢をしても豊かではありませんでした。

そして、遂に会社員を辞めてからというもの全てが、

「これでいい。これがいい。」

になりました。自分がこれで良いと思える場所まで辿り着いた様に思うのです。

わざわざ、様々に新しいモノを買い求めなくても、既に手にしているモノたちで充分幸せに生きていける自信があります。