僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

「コロナ禍」と「早期退職」の関連性。

コロナ禍と僕の早期退職には、相関関係があるのか、答えは「YES」です。

2016年頃にイケダハヤトさんの

【電子版特典付き】まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

という都会暮らしの不幸を謳った書籍が話題になったのですが、機を同じくして僕も東京23区から、首都圏郊外へと移り住みました。

東京23区と言っても下町エリアだったので、昔ながらの落ち着いた雰囲気の中で暮らしてはいたのですが、40歳を過ぎた頃から、いよいよ都会の人の多さと忙しなさに、生きている心地がしなくなり、通勤時間だけは心配でしたが、こじんまりとした最寄駅が愛らしい町に、逃げるように移り住んだのを覚えています。

仕事柄、その当時からリモートワークは許容・普及していたので、週に2日程は在宅勤務をしていましたが、それから数年後、コロナ禍が世界を覆い、僕が勤めていた会社は「完全リモート」が徹底されました。

最初は僕のチームの皆も、仕事の相談がしにくくなったり、新入社員もコミュニケーションが全然足りずに不安を抱えていましたが、知恵を凝らして様々な工夫の甲斐もあって、不都合は徐々に解消されて行きました。

そんな状況を目の前に、

「これからは、本格的にリモートワークが普及して、オフィス出社は激減する。」

そう思った僕は、首都圏からも脱出するべく「トカイナカ」への住み替えを始めます。都会の雰囲気からは、景色が変わり、自然も多く人間らしく暮らせる場所です。

それからも、完全在宅での業務は続きましたが、徐々に改善の兆しも見えた頃から、コロナ禍以前に戻ろうとする風潮が現れ、出張なども再開されていきます。

しかし、長らくの完全在宅から、「トカイナカ」に移り住んだ僕は、もはや以前の都会的な生活には興味もありませんでしたし、戻る意欲は失われていました。

毎日の出社とはなりませんでしたが、本社のお偉いさん達が出張と称したご褒美旅行で来日すると様々お世話が必要なのですが、以前は我慢ができていたのですが、もう考えただけでも、うんざりするのでした。

経済的な礎が整い始めていた僕は、いよいよ会社員の卒業を模索するのです。