僕の賜物・49歳FIRE生活 (ぼくたま)

僕とパートナーとワンちゃん2匹のセミリタイヤ生活

FIREって遅めで良いのかな。

僕は49歳でFIREして会社員を辞めました。今は資産所得を糧に暮らしています。

過酷なサラリーマン生活から脱出して、IターンやUターン含めて、収益は減っても自分のペースで働きながら、第2の人生を歩む「脱サラ」とか、当面のまとまった貯蓄を得て「早期リタイア」する人は、旧来からより40代を迎えた頃からいたと思います。

昨今のFIREでは、20代後半とか30代前半から、FIRE生活に入っていく人達もある様で、個人的には「そんなに早くなくていいのかな」と思っています。

もちろん、人それぞれ環境や価値観が違いますので、批判はありません。

ただ、僕の様に会社員を長年続けて、そこそこの資産収益で質素な生活に幸せを感じながら自由な時間を謳歌したい、という人には、まあ45歳過ぎで充分楽しめます。

会社員は会社員ならではのメリットもありますので、自営業で何かやりたい事があるのなら、一旦、FIREして、その後、ビジネスを立ち上げる方法もありますが、それなら、会社員を続けながら副業として種を蒔いておいて軌道に乗ったら、独立すれば良いので、FIREの必要性はありません。

小椋佳さんというシンガーソングライターは、曲がヒットして音楽で食べて行ける様になっても銀行員を辞めなかった、というエピソードが有名ですが、49歳の時に、今後のサラリーマン人生に疑問を感じて、退職されたそうです。

FIREってあんまり若いうちに目指すものでもなく、会社員をどうにも続けられなくなった時の切り札として、選択肢の1つで持っておく位で良い様にも思います。

FIRE目指すというのは「若い頃に手にするお金を消費せずに将来に投資する」という事ですが、金額の多寡は別にして、若いうちこそお金は使ったほうが良い、が個人的な感想です。

若い時にしか出来ない経験、若い時にしか意味を持たない経験があります。僕は世界へ出て、世界の人たちと働く事もできました。

FIREで月16万円程度の資産所得を得るには、6000万円程度の資産が必要です。6000万円を投資するには、複利もありますが単純計算で、月に20万円の投資を仮に25歳~50歳まで25年続けて達成する金額です。

20代、30代でのFIREを目指して、これらの金額を投資できるのは、そこに大きな価値観おいて努力を継続できる人でないとなかなかに難しい様に思います。