30年ほどの会社員生活を卒業して会社を退職した時、不動産所得でのFIRE暮らしのつもりでしたので、当面、働くつもりもありませんでした。ただ、こちらの記事でも書いたのですが、少々の心境の変化もあり、退職してから程なくして、パート勤務を始めました。
会社員生活のルーティーンからもかなり脱出してきた頃で、自由な時間も楽しんでのんびり暮らしていた最中、朝はとても気持ち良く様々今までの会社員時代にはできなかった事に時間を割いて過ごしていたのですが、昼食後の午後の数時間は、少々持て余し気味になっていたのも事実でした。
就職までしなくても「良いところがあれば」のスタンスで求職活動を続けながら、失業手当をもらう事も出来ましたが、一番の動機は「国民健康保険料(税)」でした。
前年の年収が納付額算出の基礎となり、会社員の目標年収以上は手にしていたので、結構な金額です。その分の金額は用意してありましたが、住民税も同様に同額程度の納付になります。
- 就職先を探しながら国民健康保険料を納めつつ、失業手当を期限まで受給する
- 失業手当を満額残して、再就職手当を受給する
この2つを比較すると、僕の場合はどちらもほぼ「同額」でした。
それならば、速やかに社会保険に入れる会社に再就職して、再就職手当を受給すれば、国民健康保険料の納付はなくなり、且つパート代も稼げます。
ただし、せっかくFIREしたのに会社員時代に戻ってしまっては本末転倒ですから、以下な点をポイントとして職探しをしてみたところ、丁度、タイミングも良く自宅から徒歩10分の会社に社保に入れてもらいながらのパート勤務が可能になりました。
- パートタイムまたはアルバイトの短時間労働
- 社保完備の仕事
- 時給が低くても無理のない仕事
- 面倒な人間関係が無く、体を動かす職種
会社には再就職手当申請書への記載など、手間もお願いしてしまったのですが、パート勤務でも、無事に再就職手当が支給されています。更に6ヶ月以上の継続勤務の場合には、就業促進定着手当も対象になりますから、更なる手当の受給も可能です。
今まで長年の会社員時代に支払い続けてきた雇用保険料がありますので、この様なタイミングで手当を受け取るのも良いと思います。今の所、そこそこ楽しくパート勤務も出来ているので、国民健康保険料や住民税の算出基礎額が下がるまでは続けてみようと思います。